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「治療直後の良い状態は維持できる」と実感
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高岡丈博
歯科医師/平成18年度東京医科歯科大学臨床研修医
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予防中心型でも歯科医院経営は成り立つ
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 「何よりも予防中心の歯科医院であること。そして、院長が繰り返し予防歯科の先進国であるフィンランドに研修に出かけるなど常に知識と技術を磨いていること。そのうえで独自の予防システムを確立していることに、大きな魅力を感じました」
2006年4月から半年間、研修医としてベル歯科医院に常勤。高岡歯科医師は、ベル歯科医院を研修先に選んだ理由をこう話す。歯科衛生士を担当制にし、むし歯菌の検査や、高濃度のフッ素塗布なども取り入れているベル歯科医院の予防プログラムは新鮮で、大いに触発されたという。
「予防というメンテナンスを定期的に受けている患者さんは、治療直後の良い状態が維持できているんですね。そういうリピーターが多いから、経営的にも安定しています。予防中心型で歯科医院の経営が成り立つのか半信半疑の面もあったのですが、ベル歯科医院を内側から見て、十分成り立つことがわかりました」と、実感をこめて語る。
むし歯の治療のために来院した人が、治療を受けながら、院長やベテラン歯科衛生士の説明を受けることで予防の大切さを理解していく様子を見られたのも良い経験になったという。 「たとえば詰め物がはずれた患者さんに、これまでにも何度もはずれたことがあるか、はずれる理由は何だと思うか、どうすれば良い状態が維持できると思うかなどと質問し、患者さん自らが考え、答えを出せるよう導いていく聞き方は見事だと思いました。一人でも多くの患者さんに予防に興味を持ってもらえるように、私ももっと話し方を研究しなければと思っています」
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3Mix法による歯髄の保存をはじめて経験
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 研修では院長のアシストなどを通して治療技術を一通り学んだが、特に興味を持ったのは「歯髄の保存」だという。
「教科書通りに治療すれば神経を抜いてしまうような状態でも、ベル歯科医院では3Mix法を用いてなるべく歯髄を残します。その結果、歯が長持ちします。私も3Mix法の知識だけはあったのですが、経験するのははじめてでした。しかも半年の研修期間だけで5人も成功例を見ることができ、削って詰めるだけが治療ではないと感じました。多くの患者さんが神経を残したいと希望している今、歯髄の保存にチャレンジする意義は大きいと思います」
将来は開業志望だ。ベル歯科医院で学んだ予防システムや歯髄を残す治療などをさらに深く追求し、いつか開業したときに、地域の人たちの歯の健康づくりに貢献したいと夢を語る。
「何代か前の研修生が院長に、『歯は治療しなくても良くなるんですね』と言ったそうですが、私も同感です。このことを忘れずに、これからも勉強を続けていくつもりです」
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口全体を診られる歯科医師を目指す
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岩城有希
歯科医師/平成19年度東京医科歯科大学臨床研修医
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専門医ならではのこだわりに感動
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 鈴木彰院長とは、大学の剣道部の先輩後輩にあたる。ベル歯科医院の評判は、以前からOBを通じて伝え聞いていた。研修先を選ぶとき、真っ先に開いたのがベル歯科医院のホームページ。そこで「神経を残す方針」を知り、興味を持った。
2007年4月に始まった臨床研修を、この9月に終えたばかりの岩城歯科医師は、「最初の見学で度肝を抜かれました」と半年前を振り返る。院長と、それをアシストする歯科衛生士の動きが想像以上に速かったというのだ。研修の最初の課題は、診療内容を細分化してマニュアルを作ることだったが、その動きを追い、記録するのには苦労したという。
マニュアルを作り終えると、院長の第2アシストが始まった。診療前に器具などを準備し、診療中は環境を整えながら院長、第1アシストの技術を見て学び、作業手順を頭にたたき込んだ。そして最後は第1アシストにステップアップ。「実際にアシストしてみると、見ていたときよりさらに速く感じました。未だに全然ついていけません」と苦笑する。しかし、「院長が取り組んでいる『かみ合わせを重視した補綴治療』を間近でしっかり学ばせていただきました。自分も口全体が診られる歯科医師になりたいです」と、充実感でいっぱいの様子だ。 ベル歯科医院にはほかに、審美歯科、口腔外科などの専門医がいる。岩城歯科医師は、そのそれぞれが診療スタイル、使用する器具などにこだわりを持っていることに気づき、小さな感動を覚えた。今後、いろいろな患者の診療を行うときに参考にしたいという。
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患者が本当に求めていることを見極める
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 診療のアシストと併行して、新患・急患対応、CT撮影などを行った。新患については、一人ひとり詳細な記録を残すことが課せられていた。受付での簡単な問診と、ユニットサイドでの問診にすべて立ち合い、患者の訴えをノートにメモする。それを問診票の内容も含めてまとめ、エックス線画像の所見、当日行った診療内容、自分なりの診断とともにパソコンに入力。院長のチェックを受けるという作業を繰り返した。
「半年間で通算250名くらいの新患対応を行いました。たくさんの患者さんのお話を聞くことはもちろん、話し方や態度を見るうちに、その人が本当に求めていることは何なのかを感じ取れるようになってきました。たとえば、『入れ歯が合わない』と訴えたある女性は、これまでに何度も入れ歯を作ったがうまくいかず、歯科不信に陥っているようでした。そういう人には、入れ歯を入れた後の管理の大切さなどをくわしくお話しするようにしました。歯だけを見ていたら、こうした配慮は身に付かなかったと思います」 岩城歯科医師はこの研修を通し、「予防こそ歯科医師の仕事」という考えに至った。しかし、「もし悪くなってしまったときには、最高の治療が提供できるようでありたい」とも思っている。今後は専攻する補綴の技術をさらに磨くべく、大学院進学を目指す。

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