仕事に慣れてきた今、新たに見えてきた課題もある。それは、口腔の管理が上手にできている人たちにメンテナンスの意味をどう伝え続けていくか、だ。
「メンテナンスを受け始めて間もない方たちには比較的、お口の中の変化を実感していただきやすいのですが、長く通われている患者さまはセルフケアもお上手ですから、その分、メンテナンスの効果を感じにくくなっている場合もあるということに、最近に

なって気づいたのです」とK歯科衛生士。「どんなに状態がよい方でも、メンテナンスを受けるか受けないかで大きな違いが出てくることは理論的にも経験的にも明らかです。その違いをなんとか実感していただき、末永く通院していただけるように、自分にできることを探しているところです」と言う。
職場では一歯科衛生士であると同時に、ほかのスタッフをサポートする立場でもある。そんな中いつも思っているのは、「仕事を楽しんでほしい」ということ。「好きで始めた仕事でも、壁にぶつかった瞬間、どうしても辛いものに変わってしまいます。そんなとき、なんとか前向きに乗り越えていけるように、少しでもお手伝いができたらという気持ちです」と落ち着いた口調で語る。もちろん、自分が困ったとき、判断に迷ったときなどはほかのスタッフを頼る。「さまざまな経験や考え方を持った同僚と話すことで、仕事のヒントを得たり、視野を広げることができます。年齢やキャリアには関係なく、同じ職場で働く者同士として、これからも助け合っていけたらと思います」