日本は世界でも有数な長寿国になりました。
日本の女性の平均寿命は、1985年から18年連続で世界一です。2002年は85.23歳。男性は78.32歳で2位でした。ところが、歯は平均寿命に追いついていません。厚生労働省の統計によると、日本人の多くは40代から歯が抜けはじめます。40代で2本、50代で4本、60代で8本が抜けています。70代では平均16本の歯が抜けており、残っているのは半数以下というのが現実です。
世界に目を転じてみましょう。スウェーデンのカールスタッド市です。ここでは、65歳の人で抜けた歯は、数年以内に3本以下になることが確実視されています。約40年前から同市のある歯科医師が、歯を残す予防に重点を置いた診療に取り組んできました。歯を削る治療は、必要最小限しか行いません。現在では、むし歯のある3歳児はわずか3%です。(日本では36%)また、フィンランドでは30年前からむし歯予防を積極的に行っています。子供のむし歯がほとんどなくなった町が多数あります。
フィンランドやスウェーデンでの成果は、歯科医療に新たな方向を示しました。私たち歯科医療者が行うべき本来の役割を示したことです。むし歯や歯周病の治療以外に一人でも多くの方に一生を通じて治療せずに歯の健康を保つお手伝いをすることです。
歯の長寿を実現するために、私たちは北欧での研究成果をもとに次のポイントにまとめています。
当院では、この原則に沿って予防や治療を行っております。今後とも、より簡単で効果的な予防と、より確実で高品質な治療を追求し、皆様の歯の長寿へお役に立てるよう努力して参ります。
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