青木 暢

スタッフの声

外国人診療のモデルを示したい

青木 暢

  • 歯科医師
  • 2020年度 医療法人社団ベル歯科 ベル歯科医院研修医
  • 現在5年研修プログラム3年目

教わる側から教える側に

「5年研修プログラム」3年目の青木歯科医師は、今年はじめて臨床研修歯科医のメンターを経験。
「朝、その日の治療計画を聞いてアドバイス、夜は報告を聞いてアドバイス。日中も随時質問に答え、ときには研修医が治療している患者さんのところまで行って対応します。自分の仕事をしつつ後輩の指導をするのは本当に大変。わずか2年前には質問する側だったのですから、この違いは大きいです」と多忙な日常を紹介します。
ベル歯科医院の広報誌『月刊ベルスマイル』の編集長を務めていることも、この多忙さに拍車をかけています。ただし、限られた時間の中で多くの仕事をこなすうちに、自らの診療スピードは格段にアップしたそう。素早く判断、処置する能力が磨かれ、1年目に1時間程度かけていたような症例を、今では15分で終わらせることもあるそうです。

診療に対する気持ちも大きく変化しました。不安だらけだった1年目とは打って変わって「今は毎日が楽しい」とか。というのも、現在担当している患者さんの大半はSPT(Supportive Periodontal Therapy;歯周病安定期治療)のために毎月通院している人たち。コミュニケーションがとりやすく、改善されていく様子を目の当たりにでき、良い点を褒めると患者さんがやる気を出してもっと良くなり、さらに明るく元気になるというように、好循環が生まれているのです。また、何か問題があればすぐに気づき対応できるので、ひどく悪化することはほぼないといいます。

一人の患者さんをきっかけに外国人診療に興味

今、最も力を入れているのは外国人診療の推進です。2022年4月から、23カ国語の問診票を準備したほか、ベル歯科医院の英語版パンフレットや外国人向け受診案内動画などを作成し活用。在日外国人の支援団体などと連絡を取り、意見交換も重ねています。
「1年目にたまたま担当した外国人患者さんの口腔状態があまりにも悪くて衝撃を受け、なんとかしたいと思ったんです。それで院長に相談してプロジェクトを立ち上げ、やっと3年目の4月から実際の取り組みを開始できました」と経緯を語ります。
「これまでの診療や調査を通して、予防のために通院するという習慣が日本以上に根づいていない国が多いことや、スリランカ人にはムスリムが多く、英語のできる女性歯科医師でないと診療が受けられないといった壁もあることなどを知りました」と青木歯科医師。幸い、ベル歯科医院の場合は女性研修医が一緒に活動してくれているし、ほかのスタッフも協力的です。今後はより多くの外国人患者さんを受け入れながら体制を整えていき、いずれ良い症例をまとめて全国に向けて発表する計画です。

「外国人診療については、多くの歯科医院がまだ模索中と聞きます。当院の活動がモデルケースとなって取り組みが進めば、患者さんも歯科医院も助かると思います。ゆくゆくは外国人患者さんも日本人患者さんと同じようにメンテナンスに歯科医院に通うようになってほしい!そんな将来像を描きながら頑張っています」

2022年12月インタビュー

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