なぜ歯は削るの?
こんなトラブル起きてませんか?
思った以上に歯を削られたと感じたことはありませんか?
- ▪︎歯を削るのにはもちろん理由がありますが、理由をお聞きになったことはありますか?
- ▪︎削る理由は理解できましたか?
ここでは、歯を削る理由を説明します。
歯を削る理由
- ▪︎歯を削る第一の理由は、むし歯などになっている病的な部分を除去するためです。 つまり、削ること自体に問題があるわけではありません。 特にむし歯の場合、病的な部分は必ずしも全て穴になっているとは限らず、入口が小さくても、内側で拡大している場合もあります。 その病的な部分を完全に除去したときは、思ったより大きく削られたと感じるかもしれません。
- ▪︎歯を削る第二の理由として、金属などの厚みを確保する、また取れにくくするという理由があります。
それらの理由で、やむを得ず歯を大きく削ることもありますが、最小限の切削方法は近年の歯科治療で課題となっています。
歯を削ることのデメリット
- ▪︎歯は本来の厚みを失うと、さまざまな問題が起きます。
- ▪︎歯の強度が落ちる、歯の神経に近づく、知覚過敏になる可能性があるなど、治療したにも関わらず問題を抱えることになってしまいます。
ですので当院では、まず病的な状態にならないこと、むし歯にならないことが最も重要と考え、そこに力を入れています。(予防参照)
歯を削らない方法はありますか?
- ▪︎削らないで治療する方法が開発されています
これまで述べてきたように、むし歯などの病的な部分に関しては、削らざるを得ません。しかし、その他の健全な部分を削らないで治療する方法が開発されています。つまり、歯を削る第二の理由を最小限にする方法があります。
- ▪︎フッ化物の応用や接着修復
例としては、フッ化物の応用や接着修復などがそれに当たります。フッ化物を歯面に塗ると歯質が強化されて、その部分を歯科材料で補強する必要はなくなります。接着修復法は最近30年間に特に進歩した歯科治療法で、「歯を大きく削って金属で歯を作る治療法」から、「歯と同じ色で目立たない材料を歯面に接着する治療法」に置き換えられつつあります。あなたの歯でそれら治療法が可能かどうかは、担当医が検査し、判断します。また問題の見落としがないよう、その歯以外についてもチェックします。問題を発見し、治療計画に反映させます。