診療内容・症例紹介

海老名市で受ける口腔がん検診
「早期発見」が未来の健康を守る理由と、後悔しないための情報提供

2026.02.04


「口の中に違和感があるけれど、これって放置していいの?」
「がん検診って痛そうだし、高そう……」
そんな不安を抱えていませんか?

口腔がんは、早期に見つかれば生活の質を保ちやすい病気です。
多くの歯科広告が「最先端の治療」や「見た目の美しさ」を強調する中で、私たちは「患者様が正しく判断するための情報提供」こそが、医療機関の責務であると考えています。

今回は、海老名市が実施している口腔がん検診の重要性と、当院が大切にしている「未病歯科®(病気になる前にリスクを管理する考え方)」の視点から、検診の全貌を詳しくお伝えします。

 


目次

1. なぜ「検診の情報」が必要なのか
2. 口腔がんとは?早期発見が生存率を左右する
3. 海老名市の口腔がん検診:対象者・費用・場所の詳細ガイド
4. わずか数分!当院での検診ステップと専門医の視点
5. 海老名市で37年。ベル歯科医院で口腔がん検診を受ける「3つの理由」
6. 【まとめ】「治す」から「保つ」へ――あなたの未来を守る選択

なぜ「検診の情報」が必要なのか

歯科治療、特にお口全体の健康を左右する大きな決断において、歯科医師と患者様の間にはどうしても「情報の格差(情報の非対称性)」が生じてしまいます。
専門的な知識や経験の差がある以上、提示された選択肢が本当に自分にとって最善なのか、患者様がその場で客観的に判断することは決して容易ではありません。

私たちは、歯科医師を単なる「治療の提供者」ではなく、患者様がご自身の健康を自らコントロールするための「情報提供者」でありたいと考えています。
本来、医療における意思決定は、患者様が十分な情報を得た上で、自らの意思で選択する「自律尊重」が基本です。しかし、メリットばかりが強調された情報に触れると、知らず知らずのうちに選択肢が狭まってしまうことがあります。
私たちが「口腔がん検診」をはじめとする予防や検診の情報を積極的に発信し続ける理由は、そこにあります。

検診を通じて、現在のお口のリスクと、早期に対処することで得られる未来の健康を、透明性を持って提示すること。そして、痛みや自覚症状が出る前のフラットな状態で、ご自身の体と向き合う時間を持っていただくこと。
「今、何が起きているのか」を正しく知ることは、患者様が自分自身の健康を守るための、最も強力な手段となります。私たちは、高度な技術を提供することと同じくらい、患者様が迷いなく、納得してご自身の道を選べるよう、あなたの人生のパートナーでありたいと考えています。

口腔がんとは?早期発見が生存率を左右する

「口腔がん」は決して他人事ではありません。
厚生労働省の統計によると、口腔がんによる死亡者数は毎年数千人規模と報告されており、その数は軽視できない状況にあります 。
ここでは、なぜこのがんが恐ろしいのか、そしてなぜ「早期発見」が決定的な鍵となるのか、医学的根拠に基づいて詳しく解説します。

口腔がんの種類と発生のメカニズム

口腔がんとは、お口の中に発生する悪性腫瘍の総称です。最も頻度が高いのは「舌がん」ですが、それ以外にも歯ぐきにできる「歯肉がん」、舌の下側にできる「口底がん」など、発生部位によって分類されます。
これらのがんが発生する主な原因には、以下の3つのリスク要因が挙げられます。

化学的刺激 
 喫煙(第一の原因)および過度の飲酒(第二の原因)。特にこの2つが重なると、リスクは飛躍的に高まります。
慢性的・機械的刺激
 合っていない入れ歯や、欠けたまま放置された被せ物などが常に粘膜に擦れることで、細胞ががん化するリスクが生じます。
前がん病変
 がんになる一歩手前の状態(白板症など)です。海老名市の検診では、こうした「がんの疑い」や「前がん病変」が毎年数名発見されており、この段階で見つけることが命を守る境界線となります。

「ステージ」と「生存率」のシビアな関係

口腔がんの最も大きな特徴は、早期に発見されることで、治療の選択肢が広がり、生活の質を保ちやすくなるとされているです。

  1. 早期発見の場合
     がんは局所にとどまっており、手術による切除範囲も最小限で済みます。食事や会話といったお口の機能(QOL)を維持できる可能性が非常に高い状態です。
  1. 進行した場合
     口腔がんは進行すると、頸部(首)のリンパ節や全身へと転移し、命に関わる深刻な事態を招きます。また、広範囲な切除が必要になると、顔の形が変わってしまったり、一生食べることや話すことに支障が出たりするなど、生活の質に甚大なダメージを与えます。

なぜ「自覚症状」が出る前の判断が効果的なのか

口腔がんの初期症状は、一般的な「口内炎」と非常に似ています。
「口内炎が1〜2週間経っても治らない」「粘膜にざらついた荒れやしこりがある」「首のリンパ節が腫れている」
こうしたサインがある場合、すでに進行が始まっている可能性があります。

しかし、初期段階では痛みを伴わないことも多く、放置されがちです。歯科医療の倫理的観点からも、私たちは「悪くなってから治す」のではなく、情報の非対称性を解消し、「自覚症状が出る前に、専門家が客観的に判断する」検診の機会を提供することが、患者様の自律的な健康維持(未病歯科)に不可欠であると考えています。

【専門的なアドバイス】
口腔がんは、胃がんや肺がんとは異なり、歯科医師が「直接目で見て、触れて」確認できる場所にあるがんです。つまり、定期的な検診さえ受けていれば、見逃すリスクを最小限に抑え、早期に発見されることで、治療の選択肢が広がり、生活の質を保ちやすくなるとされています。

海老名市の口腔がん検診
対象者・費用・場所の詳細ガイド

「検診を受けたいけれど、どこに行けばいいの?」
という方のために、海老名市が実施する口腔がん検診の最新情報をまとめました。

検診の対象となる方

海老名市では、若い世代からの口腔がんの早期発見を推奨しています。

対象 海老名市に住民登録がある35歳以上の方
年齢の考え方 令和8年3月31日時点で対象年齢に該当する方であれば、誕生日を迎える前でも受診可能
受診頻度 年度内に「個別検診」または「集団検診」のいずれか1回受診できます

検診費用(自己負担額)

受診方法や年齢、世帯状況によって費用が異なります。

個別検診(ベル歯科医院などの指定医療機関) 1,000円
海老名市の「成人歯科健診」または「オーラルフレイル健診」と同時に受ける場合は、セット割引で800円となります。
集団検診(医療センターなど) 1,400円(個別検診より400円割高)

【無料で受診できる方】

以下に該当する方は、費用がかかりません(受診時に証明書の提示が必要です) 

  1. 75歳以上の方
  2. 65歳以上75歳未満で、身体障害者手帳1・2・3級をお持ちの方
  3. 生活保護受給世帯の方
  4. 市民税非課税世帯の方(世帯全員)

※なお、74歳の方(昭和26年4月1日〜昭和27年3月31日生まれ)は、特例として個別検診が500円(同時受診なら400円)となります。
※費用や対象者は、自治体の制度変更により変わる場合があります。最新の情報は海老名市の広報、または当院へお問い合わせください。

 受診場所と申し込み方法

検診には「個別」と「集団」の2つのパターンがあります。 

  場所 方法
1.個別検診(おすすめ:普段の相談も可能) ベル歯科医院を含む、海老名市内の実施指定医療機関 直接、指定医療機関へ電話などで予約してください。※当院でも患者さんのご都合に合わせて検診できます。 
2.集団検診 海老名市医療センター(さつき町41番地)

  1. 日程例:令和8年2月15日(日)など。
    年2回限定
指定の申込期間内に、海老名市歯科医師会(046-235-4799)へ直接申し込む必要があります

特に、35歳以上という対象年齢の広さと、他の歯科健診とセットで受けることによる割引制度(800円への減額)は、市民の皆様が最も活用すべきメリットです。 
もし「自分は対象になるのか?」「無料で受けられる区分か?」と迷われた場合は、海老名市健康推進課(046-235-7880)または当院へお気軽にお問い合わせください。 

※検診内容・費用・日程は年度ごとに変更される場合があります。最新情報は海老名市の公式発表をご確認ください。

 わずか数分!当院での検診ステップと専門医の視点

「がん検診」と聞くと、大がかりな装置や痛みを伴う検査を想像されるかもしれません。しかし、当院で行う口腔がん検診は、わずか数分で完了する、身体への負担が極めて少ないものです。
当院では、ただ流れ作業で診るのではなく、「今、何を、なぜ診ているのか」を明確にしながら以下のステップで進めていきます。

ステップ1:問診票によるリスク因子の確認(情報の共有)

まず、現在の症状の有無だけでなく、生活習慣について詳しく伺います。
喫煙・飲酒の習慣:口腔がんの二大原因とされるタバコとお酒の頻度を確認します。これらが重なるとリスクは飛躍的に高まります。
お口の違和感:「口内炎が1〜2週間以上治らない」「特定の場所が常に擦れて痛い」といったサインがないかを確認します。
これは、歯科医師が一方的に判断するのではなく、患者様自身が自分のリスクを理解し、自律的に健康管理を行うための大切な対話の時間です。
毎年受診されている方のデータも参照し、昨年と比較して変化がないか細かく確認しています。

ステップ2:頸部リンパ節の触診(外側のチェック)

お口の中を診る前に、まずは首周りの「頸部リンパ節」を丁寧に触診します。
口腔がんは進行すると首のリンパ節に転移しやすいという特徴があるため、「しこりがないか」「腫れていないか」を外側から確認することが、全身の健康を守る上で非常に重要なプロセスとなります。

ステップ3:口腔内の視診・触診(内側の精密チェック)

次に、歯科医師が直接お口の中を隅々まで確認します。

視診:舌の裏側、歯ぐき、頬の粘膜、上あごなどに、異常な白斑(白板症)や赤み、ただれがないかを目視で確認します。
触診:指で優しく触れ、粘膜の下に隠れた「しこり」や「組織の硬さ」を確認します。これは、画像診断だけでは捉えきれない、熟練した歯科医師の指先の感覚による重要な診査です。
当院には10名以上の経験豊富な歯科医師が常駐しており、36年の歴史の中で培われた知見をもとに、微細な変化も見逃さないよう努めています。

ステップ4:総合判定と結果説明(自律的な選択への道標)

全てのチェックが終わりましたら、その場ですぐに「総合判定」をお伝えします。

異常なしの場合 今後の予防のポイントや、次回の定期検診(未病歯科)の重要性についてお話しします
疑いがある場合 必要に応じて精密検査をご案内したり、専門医療機関への紹介をスムーズに行ったりします

※口腔がん検診は初期症状の発見を目的とした『スクリーニング(ふるい分け)』です。この検診のみで確定診断を下すものではありませんが、異変が見つかった場合には速やかに高次医療機関や専門医療機関と連携し、最適な精密検査へ繋ぐ体制を整えています。

歯科医師のこだわり:なぜ「数分」に全力を注ぐのか

この数分間の診査は、いわば「命を守るスクリーニング」です。
インプラントなどの高度な治療も大切ですが、私たちは「技術者である前に専門職」として、患者様が病気になる前の段階で対策を講じる「未病歯科」を最も大切にしています。
自覚症状が出てからでは、治療は複雑になり、QOL(生活の質)も低下してしまいます。
「痛くない時に、わずか数分、コーヒー一杯分程度の費用で安心を手に入れる」。それが、私たちが海老名市の皆様に提案したい、最も価値のある歯科医療の形です。

検診が終わった後、多くの患者様が「こんなに早く終わるなら、もっと早く来ればよかった」と笑顔で帰られます。あなたも、その安心を手に入れませんか?

海老名市で37年。ベル歯科医院で口腔がん検診を受ける「3つの理由」

未病歯科®」とは、単なる予防ではありません。口腔がんは、合わない入れ歯や尖った歯による『慢性的で小さな刺激』が原因の一つになることもあります。私たちは検診時にがんの有無を診るだけでなく、将来の原因になり得るお口の環境そのものを整えることを大切にしています。
当院が口腔がん検診において、どのような専門性と体制を整えているかをご紹介します。

特定の講習を修了した歯科医師による「確かな診査」

口腔がん検診は、海老名市歯科医師会などが行う講習を修了した歯科医師が担当する制度となっています。

海老名市の個別検診は、市から委託を受けた歯科医師会所属の医療機関で行われますが、その診査を担う歯科医師には、口腔がん診断に関する特定の専門講習の受講が義務付けられています(※外部情報:日本歯科医師会や各自治体歯科医師会が主催する、診断精度維持のための講習会を指します)。

当院の歯科医師は、これらの講習を適切に受講し、お口の中の微細な異変(白板症などの前がん病変)を見逃さないための専門知識と技術を継続的にアップデートしています。これは、患者様の「無危害(見落としによる不利益を与えない)」という倫理原則を守るための基本であると考えています。

未病歯科®」のコンセプトに基づいた継続的なサポート

当院では、病気になる前に対策を行う「未病歯科」を診療の柱としています。検診の結果を「異常の有無」だけで終わらせるのではなく、なぜそのリスクがあるのか、どうすれば健康な状態を維持できるかという視点でアドバイスを行います。
単なる「検査の場」ではなく、あなたの健康寿命を延ばすためのパートナーとして、検診後のメンテナンス体制も整えています。

お車でも通いやすい!敷地内に「駐車場11台」を完備

「検診を受けたいけれど、アクセスの良い場所が見つからない」「徒歩や電車では体力的に大変」という方もご安心ください。当院は海老名駅から徒歩圏内(相鉄北口から徒歩5分)でありながら、敷地内に11台分の専用駐車場を完備しています。
もし満車の場合でも、徒歩2分の場所に臨時駐車場をご案内しておりますので、遠方からお越しの方や、ご高齢の方、ご家族でのご来院でも、安心してお車でお越しいただけます。

 

 

【まとめ】「治す」から「保つ」へ
あなたの未来を守る選択

私たちは、病気になってから対処する「対症療法」ではなく、病気にならない状態を維持する「未病歯科®(病気になる前にリスクを管理する考え方)」を大切にしています。口腔がん検診を私たちが強く推奨するのは、それが単なる病気探しではなく、あなたのQOL(生活の質)を支えるための「権利」だと考えているからです。

お口の健康において、最大の敵は「自覚症状のなさ(無症状)」です。 口腔がん検診は、いわばお口の「火災報知器」のような役割を果たします。天井から煙が出ている段階(初期症状)で気づくことができれば、建物(あなたの体)へのダメージを最小限に抑え、住み慣れた家(日常の食事や会話)を守り続けることができます。火の手が回ってから大規模な消火活動(大掛かりな手術や治療)を始めるよりも、遥かに負担を少なく抑えることができるのです。

歯科医療の価値は、単に「歯を白くする」「欠けた部分を補う」といった、目に見える技術の提供だけではありません。 高度な設備や技術は、あくまで「患者様が健康な人生を送り続けるため」の手段に過ぎません。私たちの真の使命は、情報提供を通じて患者様と共にリスクに向き合い、一生涯、ご自身の口で美味しく食べ、笑顔で過ごせる未来をサポートすることにあります。

「たかが口内炎」と放置せず、少しでも違和感があれば、その直感を大切にしてください。海老名に根ざして37年、私たちはあなたの「主治医」として、科学的根拠に基づいた誠実な診断と、納得のいく対話をお約束します。

わずか数分の検診が、あなたとご家族の穏やかな毎日を守る、大きな一歩になるかもしれません。
症状がなくても受けられる検診です。気になった今が、最適なタイミングかもしれません

 

関連リンク

海老名市口腔がん検診
▶ 動画で見る!口腔がん検診
▶ 妊娠中の方へ:赤ちゃんとご自身の健康を守るマタニティ歯科
▶ お子様をお連れの方へ:一生の歯を守る『歯科慣れ®』プログラム
▶ 駐車場のご案内
▶無料託児サービス
▶ブログ「診療内容・症例紹介」


お口の健康が気になる方は、お気軽にご相談ください!
ご予約・お問い合わせはこちら

 046-234-0880

【受付時間】9:30~13:00 / 14:30~19:00

ベル歯科医院ホームページからもご予約できます

この記事をSNSでシェア

CONTACT

〒243-0432 神奈川県海老名市中央1-20-43

  • 小田急海老名駅から徒歩7分
  • 相鉄海老名駅北口から徒歩5分
  • 海老名I.Cから3km(約10分) 駐車場11台完備

046-234-0880

【受付時間】9:30~13:00 / 14:30~19:00

FAX:046-231-9905

Web予約
(変更もこちら)
Web予約 (変更もこちら)
Webで
お問合せ
お電話
046-234-0880
お電話 (ご予約・お問合せ)